2008/07/01

プログラムファシリテーター

 先日、ある会社で実施したプログラムは、大反響でまた実施できることになりました。ありがたいことです。
 セミナーなどのプログラムで、参加者の意欲を引き出すために、ここでもまたカレンシーの交換をしています。学ぼうという意欲さえ持てば、人は概ね成長する、というのが私のひとつの信念になっています。ですから、学びたいという意欲を高めるところに、プログラムの前半は腐心します。具体的には、プログラムの概念がわかりやすいようにいろいろな喩えを使いますね。この喩えがカレンシーになるようです。こちらが歩み寄るからでしょう。そのときに参加者の反応を見ていることがポイントです。うまく受け止めているようならOK。必要があると思えば、他の喩えも使う。カレンシーは受け取って初めて価値があるので、反応を見るのはとても大事です。こうして何のテーマかが分かれば、あとは生きた情報をもっている人たちを繋ぐ。今度は他の参加者の情報がカレンシーになる。プログラムでの最大の価値は、他の参加者とのであいかも知れませんよ。
 実は過去20年、私はこれをほとんど無意識にやってきました。おそらくご同業のみなさんの多くもそうでしょう。影響力の法則と出会ってからは、とくにこの交換を意識してファシリテーションしています。このような考え方は、みなさんの会議などにも使えます。会議の参加意欲を高めれば、よい討議になるというもの。ぜひお試しください。

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