2008/07/10

みょうなカリスマ

 カリスマ的なリーダーたち。そのなかには、欲望のかたまりで醜いなあ、品がないなあ、と思われるような人達もいます。ところが人を惹きつけるんですね、こういう人たち。一緒にいるとなんとなく興奮するんですねえ。すごい影響力なのです。私はそういうたぐいの人についてあまり言及したくないのです。それは彼らの影響力に対する嫉妬から(^^ゞ
 これをカレンシーの交換で考えてみましょう。消費や権力欲は誰にでもあるでしょう。でも社会生活を送っていく中では、こういう欲求を表に出せません。個人的な欲望は「私利私欲」などと言われて、人間関係の中ではあまり歓迎されていないですね。そこに欲望の表出にオープンな人が来ると、なんとなく自分も欲望に正直になれる。この気持ちよさ!好きなことを言えたり、思い切り飲んだり、買い物したり!本当の自分に戻れるような気がする。自分に正直なのはなんと心地よいのか!これは大きなカレンシーです。これが”怪しい”カリスマが、外から見ると怪しいなあ、と思いながらも惹きつけられる理由でしょう。
 これに抗するには、自分自身で自分自身の欲望に正直でいることしかないのではないかな。そうして私欲をコントロールしていくしかないのではないでしょうか。
 一方私の見るところ、なぜか上述のようなリーダーは、あまり長続きしませんね。どこか信頼されないのです。興味深いです。

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