2008/07/23

親の話を聴く


 今日で前期の授業は終わり。学生さんたちは、最終レポートを提出してくれました。「人生の先輩にキャリアの足跡をうかがう」という課題です。今年は父親に訊いた人が多かったですね。昨年よりも。ついで母親かな。
 それで、今日はインタビューから学んだことを討議しました。その中で、親など周囲に振り回されずに自分で決める、といったことを話してくれた学生がいました。インタビューしたお母さんは、そうしてやってきたのだとか。できればそうありたいと、誰でも思うでしょう。成功のカギは、おそらく親にはっきりと自分の意思を伝え、味方につけることに違いありません。ではどうしたらいいのか。
 ひとことで言えば、親の話をよく聴き、理解することだと思います。親の側からすると、「いくらいってもわからない」娘や息子の話を聴く気にはなりません。仕方がないから、「わかるまで」しつこく言う。だから聴きようがない。しかし、「うちの子も最近大人になって、親の言うことがわかるようになったかな」などと思われると、本当に大人あつかいしてくれるのです。これが、学生には知ってほしいことです。
 実は学生以上に、会社員にも知ってほしい。「親」を「上司」に言い換えてみましょう。「わかっている」と思われるまでは、話しを聞いてもらうのは難しい。ここが組織を生き抜く戦略。法則3です。
 それにしても、今日はヒューマンキャピタル2008のあと大学でしたから、暑い中へとへとでした。

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