2008/09/19

独裁社長

 またしても食品問題が起こっています。今度はコメ。今日の報道によると、コンビニのおにぎりにもなっていたとか。どこまで流通しているのでしょうか。先日、分子生物学者で「生物と無生物のあいだ」の著者、福岡伸一氏が、どこかのコラムで書いていました。混ぜものは恐い。どこまで拡がってしまうかわからない、といったことでした。(彼はBSE汚染の研究をされていたと思います。とても美しい文章を書く科学者でいつも感心します)その時の福岡氏の論旨は、だから二酸化炭素の排出権取引には疑問がある。混ぜてしまえばわからない、と・・・
 さて、こうして食品問題が起きるたびに社長が出てきて頭を下げますが、彼らの顔が似ているのに驚きます。それは、ウソをつき通してそういう顔になったのか、いよいよ告白するのでそういう顔になったのか。確かに言えるのは、部下に強要してきた独裁者としてのマネジメントでしょう。興味深いのは、やはりそんな上役には何も言えないものなのか・・・・言えないだろうな。でも、何も言わなかったことを悔やんでいるだろうな。みんな解雇されてしまいましたよね。「影響力の法則」で上司に物言う方法にヒントが得られたら・・・これも私が何とかしていきたい課題のひとつです。

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