2008/09/20

カルトな(元)販売員

 ファシリテーターという仕事柄、長時間履いていられる靴を選んできたものの、私は今までそれほど靴には関心がありませんでした。ですから、雑誌にある4万とか5万とか10何万とかする高価な靴を選ぶなんて・・・と思ってきたものです。
 でも、今回縁あってメフィストに出会い、ちょっとした衝撃を受けています。これはまったく別物なのです。ご存じの方はご存じでしょう。メフィスト。フランスの健康シューズです。工程の3分の2ぐらいが手仕事なので、高級品。味わいがあります。今まで履いてきた靴の2倍ぐらいの値段。
 昨日は、都内某所で何足かのメフィストを試着する機会に恵まれました。ここで以前メフィストを販売していたという方とお話しをしました。すでに百貨店を定年退職しているのに、あれはボランティアで見えているのでしょうか。他のお客に靴の選び方、履き方、手入れの仕方などを楽しそうに話してまわっているのです。うかがってみると、靴のデザインにはひとつひとつ機能的な意味があります。まずはここが選ぶポイント。それから履き方はかかとから合わせて、と。こういうお話しを、実に楽しそうになさるのです。「こっちより、こっちだ」などといわれると、そうに違いない、と思ってしまいます。お勧めはどれか、とうかがったところ、1-2足選んでくれました。結局それらを買ったのです。
 いやあ、影響力のある方で。やはり楽しそうに話すと真実味を感じます。好きなこと大きな力になりますね。大いに靴に興味が湧いてきました。ちなみに、他のお客さん同士が靴自慢などしているので驚きました。ぜひ多くのかたに試していただきたいものです。

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