2008/12/18

合併先との協業

 M&Aで統合された組織。メンバーは複雑な気持ちでしょう。先日うかがったのは、買収した会社の方ですが、上司は買収先の会社を警戒してか、態度を硬化させており、両者の協業をどうすすめたらいいのか、といったお話しでした。私自身もこれに近い経験があります。組織の改編に伴う人の移動は、頻繁に起こっているようです。それゆえに業務が滞ることもあるのでは?
 ここも、影響力の法則が役立つでしょう。基本は、相手の考え方、仕事への取り組み方を学ぶことでしょう。こちらから歩み寄ろうという姿勢は、逆に相手を歩み寄らせます。しかし、上述の状況では、かえって上司を警戒させてしまうかもしれません。そこで、あくまでも上司の味方であることを言葉と態度で示すことが重要です。上司の世界を考えれば、合併の結果自分の立場は不安定になっているのです。だから、安定化させたい。上司の立場を擁護することは、部下が上司に対する影響力を高めると考えられています。・・・そのうえで、共通の目標達成にフォーカスすれば、この難しい状況に有効でしょう。

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