2009/10/10

ノーベル平和賞

 アメリカのバラク・オバマ大統領が今年のノーベル平和賞を受賞しました。さしたる実績がない大統領が、そのメッセージだけでノーベル賞をとったことには、奇異な印象を受けます。大統領自身が述べていたように、平和賞は期待を意味するのでもありましょう。アメリカが動いたために、各国が核軍縮に同意する(先月の国連安保理決議)、その影響力の大きさにも驚きます。

 一方、今朝の報道を見ると、大統領自身は思わぬ受賞に神妙な面持ちでしたね。「謙虚に受け止める」といった趣旨のことを述べていたと思います。受賞者の弁、という印象ではありませんでした。ノーベル平和賞というカレンシーを受け取ってしまった大統領が、それにふさわしい行動をとらなければ(つまり適切な「カレンシーの交換」をしなければ)、世界の失望を招く。その怖さはご本人がもっとも感じておられるのでしょう。当面、アフガニスタンへの対応で苦しまれるのではないでしょうか。

2009/10/09

企業統合と交換

 M&Aのセミナーに参加した妻から、多くのM&Aが失敗するのは統合したところで「終わった」と安心してしまい、効果を生むまでやりとげないからなのだそう、と聞き、なるほど、と思いました。
 カレンシーの交換は、相手が動くだけでなく、本来の目的を達するまで続けなければなりません。さらに、またおつきあいが続くのですから、終わりはここ、と簡単に言えないのです。
 やはり目標設定は、重要ですね。

(台風一過の青空です)

2009/10/06

自然に生かされて

 ひさしぶりにNHK「プロフェッショナル」を観たら、よかったなあ。酪農家、三友盛行さん。
 最後の「プロフェッショナルとは?」との問いに、「生きて、生かされていることを感じて、そこから創造すること」というようなことをおっしゃっていました。自信と謙虚さ、そこからにじむような努力。ここには、レシプロシティにつながる哲学があると思います。
 この酪農プロフェッショナルが「農民」といっていたところに、自分はなんと入れるのかが、問われていと感じました。
 

1ヶ月たって

 1ヶ月もご無沙汰いたしました。

 この間、新政権が始まり世の中賑やかになっている気がします。個人的には、研修の運営であっという間に1ヶ月が過ぎ、また先週からは大学の授業も始まる、といった状況です。おかげさまで、忙しくさせていただいています。

 大学のことをお話しすると、過去2年後期は40-50名程度の履修者数でしたが、今年は定員一杯の70名。学生も世間の状況を理解しているのでしょう、1回目の授業から、前向きに取り組んでいる印象です。うれしいのは、キャンパスで出会う学生が「就職決まりましたよ」といってくれることです。私の授業が彼らの背中を押しているとしたら、少しは役立てているといっていいでしょう?また、学生による私の評価は、前年を上回る好成績?でしたが、これがなぜかはまだ不明です。

(今日は台風が来ており、この夕日は一昨日のものです。秋でしょう?)