2010/01/02

初詣

 初詣、とは「新年にはじめて社寺へお参りすること(広辞苑)」、です。私は今年も例年通りの"初詣コース"をたどっています。カトリック教会でのミサに始まり、実家近くの神社仏閣を参拝し、自宅近くの神社、最後は新勝寺を参詣します。

 今年は参拝者が多いと感じます。教会の新春ミサは、例年の2倍ぐらい見えていたでしょうか?神社でも多い気がしました。そういえば、年末クリスマスのミサで洗礼を受けたかたも、やはり多かった。それだけよりどころのないと感じられる、社会の現実の厳しさに直面している方が多いのでしょうか。

 私は、神頼みでもそれがエネルギー回復のきっかけになるのであれば、意味があると思います。コミュニティのなかで交換が起こり始めるからです。

 力を合わせてよい年にしていきましょう!

2010/01/01

明けましておめでとうございます

 新年を迎えました。家族と共に雑煮におせちをいただき、日本の正月の穏やかなスタートを切りました。

 一方世間の現実は厳しく、今年は一層の厳しい環境におかれるものと思われます。いただいた年賀状からもそれが感じられました。

 昨日、昨年最後の日本経済新聞「経済教室」は、田中直毅氏による「ドラッカーと経営 09年逆境を越えて(下)」でした(上は神戸大学の加護野教授筆)。氏の提言は「プロ活躍の場を広げよ」です。ここで言うプロとは需要側(受給者側)の満足度を第一に行動することを指します。
 なに、難しいことではないじゃないか、と考えがちですが、現実にはサービスの受託者(請け負い側)には組織に対する忠実義務があり、顧客の利益と相反することがしばしばです。規制緩和、受託者責任の厳格化のなか、さらには顧客層が新興国にシフトするなか、新しい顧客の満足を得られるだけの価値を創造するには、経営資源の効率的配置と、人材の多様化が不可欠になる、というのが氏の論点です。しかし、経営者は新しいプロ集団の活用、組織の多様性の活かし方を模索している段階であると。

 影響力の法則が組織に機能すれば、この問題への有効な処方となります。

 今年も「影響力の法則」でお役にたてるよう、努めて参ります。みなさまに生かしていただけることに感謝しております。

 寅年の2010年。協力してよい年にしていきましょう!

2009/12/29

勝間和代本1

 勝間和代さんの書籍を初めて読みました。今月発売の『やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力』(ダイヤモンド社)。分量、易しさが、札幌からの帰りの便、機内で読むのにちょうど良かった。

 内容はいいお話しです。勝間和代の著作にはレシプロシティの原則に従え、と示唆されています。本書では一人で抱えていては夢は叶わない、まわりを巻き込もう、という主旨のメッセージが、4ステップで説明されており、わかりやすいですね。読者に実行を後押しする著者の意気込みもかんじます。

 私が注目したのは、この著作のなかでお世話になった人の名前がどんどん出てくること。そうやって、読者を別の情報に誘うのは読者にも有益ですし、恩返しにもなる。知識の循環を促進する著者の意図にかなっていて、さすがですね。この本自体がレシプロシティに沿っているというわけです。