2010/01/12

公共の意識

 どこの町でも違法駐車は悩みの種でしょう。交通の妨げになるし、子供が陰にかくれていたら、などやはり安全上気になります。先日など左側のレーンを走っていて、前方を走行中のクルマが突然失速。何があったのか、と思ったのですが、そのままストップするとドライバーはクルマから降りてどこかに行ってしまいました。まあ、いろいろな事情があるでしょうから、お互いに寛容でなければやっていけません。

 残念なのは夜になると塾の送り迎えのお母さんのクルマでびっしりになることです。仮にも公道は公共の場所。そこを占拠して何食わぬ顔というのはいかがなものでしょう。お子さんの成績も気になるし、英語をやらせて国際人にしたいことでしょう。でも本当のインターナショナルな規範というのは、やはり公と私を明確に分けるところからきます。それでなければ、効果的なカレンシーの交換はあり得ない。だって、全部自分の世界だったら、他者との関わりを拒否していてもいいのですから。

 公共の意識を学ばせる勇気を、大人はもっていないとね。それにはお母さん任せにせずに、お父さんががんばらないと。

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