2010/01/22

すごく気を遣っている

 今日お目にかかった女性は、周囲を和ませみんなを活気づける魅力的な方でした。あるとき「きみは同僚にすごく気を遣っているのだけど、気付かれていないよね」と上司に言われたのだそうです。「報われていない」と。こんな話しをして下さるということは、まわりを元気づけるのにお疲れだったのかもしれません。

 このケース、興味深いのは、この上司の方は彼女がとても気を遣っていることに気付いていることです。おそらく同僚も感じているでしょう。でもそれがはっきり表明されていないか、あるいは気付いていないか・・・。

 この場合、同僚に「私の努力をどう思いますか?」と尋ねてみるのが第一案。カレンシーの状況を把握するのは、正攻法と言えるでしょう。第二案は、思い切って相手に求めてみることです。同僚が、「カレンシーを受け取っている」と感じていれば、お返ししたいと思っているはず。仮にそう感じていなくても、重荷を背負った同僚がその荷を下ろそうとしている、と思えば協力したいでしょう。そこに「私、頼みがあるのですが・・・」と言ってみるのは、実は相手に助け船を出していることになります。つまり、相手に求めることがカレンシーになる場合もあるということです。

 これは、昨日の投稿に続くお話し。特にまじめな方ほど勇気が要ると思いますが、有効な発想の転換だと思いますよ。

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