2010/01/13

日航CEO

 稲盛和夫氏が日本航空のCEOに内定しました。稲盛氏のことはたびたび取り上げ尊敬する方ですが、高齢の稲盛氏にしか引き受けてもらえなかった(に違いない)難しいミッションゆえに、同情を禁じ得ません。役員、従業員から見れば、何の貸しがあるものか、他所様が来るところじゃない、と本音では思っているはず。大胆なリストラに、表では同意していても、本心は自分だけはと思いたいでしょう。そこを一人一人が各自の問題として受け入れさせるのが、リーダーシップです。稲盛さんでなければならなかったんだろうな、と思います。

 一方稲盛さんからすれば、国交大臣の後援会長だったかたですから、責任を共有せざるを得ない。また「日航を救うことが、日本を救う」と言われれば、「そうかいな?」と思っていても断れない。

 いずれにしても、再建がスムーズに進むことを願っています。

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